・『悠久天国6act-3』の表紙の制作作業の模様を、解説を交えつつ、紹介します。
・コンセプトデザインから表紙が完成するまでを、不定期更新して紹介していきます。
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■表紙コンセプトデザイン
■『悠久天国6act-3』の表紙に決まったコンセプトデザイン。 これの他に、トリーシャとシーラだけのパターンや、
今までと同じようにトリーシャだけのデザインがありました。
■今回で「悠天6シーズン」の最終回となる予定なので、“本編”のヒロインであるトリーシャと、“本編”に絡んでくるパティを据え、“読み切りシーラ”として収録することもあり、シーラも表紙に加えることになりました。
■『何かのアニメ映画にも使えそうな構図』を意識し、また、ロゴマークも入れやすいようにデザインしています。
01

 

■トリーシャ編
■ちょっとレアな一枚。 表紙では“衣装”をまとったトリーシャだけが収録されることになりますからね(^w^
 メイキングならではのここだけでしか見ることが出来ない一枚ですw
■表紙の制作過程においては、色んな作家先生方がそうであるように、美咲もまずは裸体から描いていき、衣装を着せていく作業に移ります。 そうしておくことで、服の自然な“しわ”を表現することが出来たり、また、全体的なバランスを取りやすくもなります。
■今回はどんな衣装を着せるかを予め決めていなかったので、特にこの方法が有効でした。
■悠天シリーズの“本編”『劇中劇』で使われるであろう“衣装”のデザインを、「ああでもないこうでもない。」と、色々試行錯誤を繰り返しています。 以前にデザインを用意していた衣装では、どうも華やかさが足らなくて、表紙で使うには物足りなさを感じていました。 そのため、今回は一からデザインをし直すことになったのですが、コレがまた大変。 自分のデザイン力のなさを痛感することに。
■で、これは東京ディズニーランドのプリンセスの衣装を参考にして服の構造を考えている途中の絵。
■こちらは映画『オペラ座の怪人』でヒロインが「劇中劇(オペラ)」の中で着ていた“歌姫”の衣装を参考にしてみたもの。
■悠天シリーズ“本編”の中でトリーシャが演じる役どころも、実は「歌姫と呼ばれる小国の王女(ここら辺はまだ詰めの段階ですが・・・)」。 だから、オペラ座の怪人の衣装がヒントになるのではないかと思い、パンフレットなどを元にして、トリーシャに着せてみました。
■悪くはないものの、線画の段階だとどうも「地味」に見えてしまうので、これは保留になりました。 
■どうにもこうにもデザインに煮詰まってしまい、本編中に出てくる舞台衣装にこだわらず、一度路線を変えてみようと思って描いたのがこの一枚。 実はこれ、分かる人にはすぐに分かる、『舞Hime』のヒロインが着ている衣装だったり(^^;
 ゲーム雑誌を読んでいて、ふとノースリーブのオレンジ色の衣装に目が止まり、胸元のリボンやニーソックスの可愛らしに、「コレをトリーシャが着たらどうなんだろー」という単純な思いから、急遽着せてみることに。
■結果、うん。 悪くない。 悪くないけど・・・・やっぱそのまんまじゃ何かと問題か・・・(笑)、という事で、保留に。
■最終案直前の一枚。 ここから最終調整して、PC上で線画を完成させます。
■感のいい人なら分かると思いますが、これは「tori03」と「tori04」を組み合わせた、いわば“荒技”的なもの(笑)
画像内にメモも残していますが、ベーシックは“白色”としています。 もしこれが赤色など色物の衣装にすると、スカートの短さも手伝って、一見すると“娼婦”のようにも見えてしまいかねないものになってしまいます。
■あくまでも“可憐”で“清楚”なイメージを醸し出した衣装であり、表紙イメージを保ちたいので、肩と胸元は多少露わにしましたが、全体に落ち着いたイメージになったんじゃないでしょうか・・・? どうでしょ・・・?

 

■シーラ編
■今回たまたまコンセプトデザインで描いたシーラの表情が上手く描けていたので、それをベースにトレースしています。
■この段階で、服のデザインを描き込み、さらに、パソコン上で合成することを考えて、“右手のみのレイヤーパーツ”を
 別に作っています。
03
■パソコン作業に移る直前の絵柄です。 基本的に「03」で描いた絵をトレースしますが、今回もパソコン上で“ペン入れ”をする事になっているので、線を一本一本丁寧に描き込んでいます。 というのも、パソコン上ではここで描いた線を忠実に再現するようにしているため、紙面での線のちぢれは、そのまんま仕上がりに影響していくことになるからです。
もちろん、ある程度の手直しはできますが、作業効率のアップのために、ここでもっとも神経を集中させています。
■今回の公開用に、『右手パーツ』を合成してあります。
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